年に一度、
仕事外の小さなコンペ
(というか、団体展?)に
作品を出すことにしている。
毎日の糧のための仕事は、
自分の作品というよりかは
クライアントの意向と
盛り込まなくては
ならない情報を整理して、
どう目に見える形にするかの
職人作業のようなもので
自分の色というものを
出すことはない。
見る人が見れば
あ、これあなたの仕事でしょと
わかるらしいが。
そんな訳で、
自分の世界というものを
ちょっとずつでも
確認してみたくて
毎年出品している。
私のキャパとしては
このくらいの量がギリギリだけど
まあ、それは仕方ないかと
なんとか続けている。
毎日ブログで文章を
書くようになったせいか
添付する書類の文章が、
今回はあっという間に
書きあがった。
継続は力なり(笑)。
先日会った友人は
自分で企画を立ち上げて
それに関するデザインをしたり
他の人に依頼したりしていて、
それは紛れもなく彼女の世界に
周りを巻き込んだ事をしている。
『企画からできるのって
強みだね。すごいね』
と話したら、
『うーん、ただ好きなことを
やっているだけだよ』
という答えが返ってきた。
『やらなくてはならない』
『こうしておかないといけない』
『何か言われるかもしれないから
こうしておこう』
などなど、恐れからやることは
あまり楽しくないし
時に自分をすり減らす。
『それが好き』とか
『役に立ちたい』とか
『やってもらった感謝を
他の人に還元したい』とか
シンプルな言葉で言えば
愛ある動機の仕事は
満たされるし
広がりを感じる。
いつか私も同じように
『ただ好きなことを
やっているだけ』
ぽろっとそう言えているように
なりたいと思う。